令和5年(2023年)謹賀新年

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。


まもなく開業から1年が経とうとしています。この1年間の歩みについては、その時に改めて書こうと思いますが、今年の目標としては「売り上げの安定と利益の向上」としたいと思います。なにせ、初めての確定申告に向けて書類準備をしている中で、数字を見ると暗澹たる気持ちにならざるを得ません…
そんな作業の合間に気分転換のように動画は殷賑を始めまして、先程5回目の動画を公開しました。


今回は冬期間の水の保温対策の一つとして、魚タンクにフタを付ける様子紹介しました。
そもそもハウスを建設してから今回で3回目の冬を迎えたわけですが、過去2回の様子は次の通り。
1年目、システム設置時に用意してもらった1kwヒーター2本でどうなるか、検証のつもりでそのままの状態で冬に突入。なお、ティラピアは水温12℃以下になると死んでしまうというので、ヒーターは全て魚タンクに

投入。サーモを18℃で設定して様子を見るが、水温は平均で12~13℃、時には10℃以下になることも。幸いティラピアは死なず、当時植えていた水菜やからし菜はゆっくりながら育ったものの、電気料金が著しく跳ね上がって青ざめる。
2年目、1kwヒーターをもう一つ増やして火力を増すとともに、シルバーのビニールシートを用意し、内側にプチプチを張り付けた上でタンクの周りに巻きつけて保温を試みる。設定温度を18℃のまま、気温の下がる夜間は魚タンクのみに送水し、一方で気温が上がる昼間は野菜ベットにのみ送水にする、更に吐出量も極限にまで減らすことで水温低下を極力減らすように試みたところ、平均水温は13~14℃。電気料金は抑えられたが、野菜(去年と同じ)が全くと言っていいほど育たなかった。


過去2シーズンは、こんな感じで正直いって失敗に終わりました。
そこで今シーズンの目標は「電気料金を抑えつつ、冬季間の野菜栽培を継続する」となりました。
そうなると更なる電力消費を招くヒーターの追加は却下となり、水温低下の原因を極力抑制することが手段となります。となると、水が露出している部分を塞ぐことが有効だろうということで、まずは「魚タンクにフタをしよう」と考えた結果が、今回の動画になりました。
作業の詳細は動画を見ていただければわかると思いますが、フタをする第2の理由として「ティラピアの飛び出しを防ぐ」というのもあります。特に動きの激しい夏場が主ですが、ティラピア自身が2年以上の飼育でだいぶ大きくなったこともあり、ジャンプ力が強くてタンクの外で干からびているのを時々見ることになりました。稚魚の投入以降、こちらが確認できる死因の全てかこの「飛び出し」でした。これまではネットで防いできましたが、フタにした方が頑丈でいいでしょう。


そんなことで、昨年の10月末にこの作業は完了しました。更に次の対策として、もっとも水温低下を招くであろう野菜ベットへの対策について、後日紹介したいと思います。

2023年01月05日